RSGT2019に初参加してみた

はじめに

初ブログなので少し自分のことを。
文系大学出身でビジネス職で楽天株式会社に入社、半年のプログラミング研修を経てエンジニア職にジョブチェンジを果たしたTkayです。

今回、研修で教えていただいた開発におけるチームとしてのプラクティスを、及部さんのセッションのお時間をいただき、RSGT2019で新卒一年目ながら登壇させていただく機会をいただきました。

RSGT

2019.scrumgatheringtokyo.org

スクラムのカンファレンスでは国内最大のものらしい。。。

学習する/Unlearnするチームへー新卒研修とスクラムとモブプログラミングー

takaking22.com

スライドやその他infoはこちらを参照してください。

私たちはSantéというチームで、主に開発中に遊び学びのために作ったギャルゲー恋愛シュミレーションゲームを通して学んだプラクティスを紹介しました。 少し具体的に書くと、チームがプロダクトを開発するにあたって、壁にぶち当たってしまっても、とりあえず数をこなして改善していく、そのモチベーションを保てるだけの熱意を持つ(めぐちゃん)、というプラクティスを紹介しました。

正直かなりおふざけに走ってしまったのですが、そのおかげもあってか多くの方々から(おそらく)ポジティブなFBをいただけました。

自分たちのセッションに関して、正直どれだけの人が私たちの話に興味があったのか、最初は少し不安でした。
聞きにきてくれた人は及部さんの話に興味があるのに、半分くらい開発未経験の新人に時間を持っていかれてたり、セッションが始まるときに少し空席があったり、もしかしたら迷惑をかけているのでは、と思うこともありました。
ただ、結果として、「すんごい刺激もらった」とか「感動した」、「エモい」など、嬉しいFBがたくさんあり、本当にやってよかったと思っています。

今回の学び

ただ発表しただけでなく、もちろん他の方々のセッションにも参加しました。

Day 1

Outcome Delivery: delivering what matters (Gabrielle Benefield)

メビウスループ」のお話。本当にざっくりまとめてしまうと、デザイン思考で出した仮説をアジャイルで検証して、また思考をして検証をして、というループをしていくという内容。
http://www.mobiusloop.com/

チームワークの会社で最高のプロダクトを目指すチームができるまで -強くてスケールするチームの作り方- (Yusuke Amano / Toshiyuki Ohtomo)

サイボウズの天野さんと大友さんのお話で、個人的に印象に残っているのが、スプリントにバッファを持たせない、というお話。そもそもスプリントは短距離走の言葉で、短距離走にはバッファは持たせず、全力で走ってゴールテープを切るもの。別にスプリント内でTo Doリストが全部終わらなくても、それはレトロスペクティブの題材にすればいいだけの話。これには膝を打ちました。
天野さんとはセッション後に直接お話をする機会をいただき、いろいろアドバイスもいただきました。感謝。

超Scrum入門〜未完成フラクタルと15minSprint〜 (kyon_mm)

研修でお世話になったきょんさんのお話。これは一言でまとめることはできない内容でしたw
私たちが研修で1時間スプリントを実践していたのですが、それはきょんさんに教えていただきました。「短時間スプリントはモブ/ペア/ソロの強制切り替えタイミング」になるというお話は、実践しているときは意識していなかったが、たしかにこれは短時間スプリントのメリットだなあと思えました。その他、短時間スプリントのメリットは、短時間でできるくらいまでタスクを細分化してオーガナイズすることによって見積もりと実測値の差をへらすことができたり、すぐに振り返りができたり、という点なのかなあとお話を聞いてて思いました。
私もきょんさんが人間をやめる日をとても楽しみにしています。

Day 2

Learning to Experiment (Chris Lucian)

緊急時になればチームは変革できるのだから、別にチームの変革は緊急時でなくてもできるだろう、で実験してみればよい。茹でガエルになる前に行動を起こさなくてはいけない、というのは本当にそうだなあ、と思いました。
クリスさんは前日のネットワーキングパーティで直接お話をしていて、そのときにモブプログラミングのお話などいろいろ伺えて、こういうのがRSGTのいいところなんだなあと実感しました。

Day 3

よなよなエール流 熱狂を生むチームづくり ~8年連続赤字から13年連続増収増益までの軌跡~ (Naoyuki Ide)

このセッションは本当に面白くて、ずっと笑っていました。
ヤッホーブルーイングの差別化戦略や社長のぶっ飛んだ個性のエピソード(とくに三木谷さんの脛を蹴った話w)など、真似はできないけどある意味参考になりました笑

さいごに

今回、新卒一年目で登壇させていただいたり、上司から業務で3日間も参加させてもらえたり、本当にラッキーでとても貴重な経験ができました。
一緒にステージに立ってくださった及部さん、同期のみんな、研修を見てくださった最強メンター陣にとても感謝しています。

来年、RSGTに参加しているかわからないけど、今度は一人で登壇するくらいの意気込みで2019年頑張っていこうと思えました。